正直、これはかなり筋のいい改善だと思った。AIエージェントって、便利そうに見えても「いまカーソルを奪われている」というだけで急に日常業務の邪魔になる。ブラウザのタブを眺めながら別の作業をしたいのに、マウスポインタがAIに取られていると、どうしても気が散る。背景で動くなら、そのストレスがかなり減るはずだ。
Macでこういう使い方が自然に感じられるのも面白い。Macは昔から「何かを走らせながら別のことをする」文化に向いていたので、AIの computer use も本来はこちらのほうが相性がいいのだろう。人の操作を真似る機能は、デモでは派手でも、実際には“自分の手を止めないこと”のほうが価値がある。そこにAnthropicがやっと寄ってきた感じがする。
ただ、背景で動くようになったからといって、安心して全部任せられるわけではないとも思う。アプリを開いたり入力したりする以上、誤操作のリスクは消えないし、どこまで自律的に進むのかは使ってみないと分からない。記事はそこを深掘りしていないけれど、むしろその曖昧さが気になった。便利さと怖さが同じ仕組みの裏表にある機能だと思う。
参考: Anthropic upgrades Claude's computer use to run in the background on Mac - 9to5Mac