Word文書をAIに任せるなら、たしかにここが一番しんどい
最初に思ったのは、Word編集ってこんなに“状態管理”の仕事だったのか、ということだった。文章を直すだけならまだしも、段落の見た目、テンプレート由来のスタイル、番号付きリスト、追跡変更まで絡むと、AIは文章理解とは別の泥臭い作業を延々やらされる。記事が言う「Word state machine」という表現は少し大げさにも見えるけれど、読んでいるとわりと本当にそうだなと思う。 特に引っかかったのは、「LLMにWordをそのまま触らせる」のが筋悪に見えるという指摘よりも、そこから逆算して「いったんHTMLにして、最後はreconcileする」という発想を取ったところだ。MarkdownではなくHTMLを選んだのも自然に感じた。Wordの文書って、見た目以上にスタイルの継承や構造が効いてくるので、Markdownの素朴さだと足りないのは想像しやすい。HTMLのほうがまだ近い、という感覚はわかる。 ただ、面白いのはここからで、ふつうなら「じゃあ変換精度をもっと上げよう」となりそうなところを、彼らはreconciler自体を学習させる方向に振っている。要するに、人間が考え
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