AIエージェントの記憶を「ファイル形式」にするという発想
AIエージェントに何を覚えさせるか、どう呼び出すかは、実はかなり面倒な問題です。Cal Paterson はそこに対して、記憶を巨大なパイプラインではなく、もっと素朴な「ファイル形式」として扱おうと提案しています。記事の狙いは、既存の agent memory がなぜ使いづらいのかを整理したうえで、より単純で移植しやすい代替案を示すことにあります。単なる思いつきではなく、Markdown や SQLite、semantic search をどう組み合わせるかまで踏み込んでいるのが面白いところです。 記事の中心にあるのは、agent memory を処理工程ではなくデータとして扱おう、という考え方です。著者はまず、今よくある記憶システムを3種類に分けて批判します。ひとつ目は、特定のハーネスやプラットフォームに縛られるタイプです。会話履歴から情報を抜き出す設計が多く、結局「その人についての記憶」ばかりが増えやすい。ふたつ目は、pgvector、Neo4j、独自の LLM まで使うような複雑すぎる仕組みで、管理も大変だしモデルを混乱させる、と言います。みっつ目は、理想化された graph や
papoo.work