AIに任せるほど、運用担当者はシステムを忘れていく
SREや運用の現場では、AIがアラートを見て、原因を推測し、ログやメトリクスを調べ、場合によっては修復まで進める時代に入りつつあります。便利であるのは間違いないのですが、その裏で人間の側がシステムを理解する機会を失っていく、というのが今回の話です。事故対応の平均時間は短くなっても、複雑な障害に当たったときには、かえって人間が弱くなるかもしれない。著者はそこに強い危機感を示しています。単なるAI賛美でも反AIでもなく、運用の腕がどう鈍るのかをかなり具体的に掘っているのが面白いところです。 元記事の著者 Sylvain Kalache は、2012年にLinkedInでSREをしていたころ、自律的に自己修復し、過去の障害から学ぶシステムを設計したと振り返ります。当時は今ほどAI能力が高くなく、その仕組みは試作にとどまったものの、いまでは似た発想が現実のツールとして動いている、と述べます。これらのAI支援インシデント対応ツールは、アラートを確認し、仮説を立て、telemetryを問い合わせ、最近のデプロイと照合し、修正の実行まで担える。著者はその実力を認めつつも、運用担当者がシステムとの距離
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