NATが作った「外からつながれないインターネット」
家庭のルーターに何となく守られている今のネットは、最初からそうだったわけではない。この記事は、NATがIPアドレス不足の応急処置として入った結果、インターネットの「誰からでも直接つながる」という前提が少しずつ壊れていった、という話をたどっている。ファイルを送り合うだけでも面倒になり、ゲームや配信、WebRTCのような仕組みが複雑化した理由もそこにある。著者は、NATを単なる便利な仕組みではなく、オープンなインターネットを早い段階でねじ曲げた存在として見ている。 元記事は、xkcdの「普通の人がFTPサーバーを持っている」ような絵を起点にしている。昔のインターネットなら、自宅でサーバーを立てて相手に自分の住所を知らせれば、それで終わりだった。しかし今は、相手が先にこちらへ接続してくる、という発想自体が珍しくなった。著者はこの感覚の変化が、NATやCGNAT、そして接続制限の強いISPによって当たり前になったものだと説明する。 NATは1994年のRFC 1631で正式に提案された。背景にあった問題は、IPアドレスの枯渇と、ルーティングの拡張だった。CIDRも同じく短期的な対策だが、こちら
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