数学で100TB超のRAMを削る、Cloudflareの地味で強い改善
Cloudflareがまた、大規模インフラでは「小さな無駄」がどれほど高くつくかを示す話を出してきた。今回はPingoraを使う社内の負荷分散サービスで、あるアルゴリズムのメモリ使用量を見直し、全世界で100TBを超えるRAMを取り戻したという。派手な新機能の話ではないが、こういう改善こそクラウド事業者の現場では効く。しかも今回は、Rustと少しの数学が主役だ。 元記事が扱っているのは、Cloudflareの内部負荷分散サービス「Pingora Backend Router」、略してPBRだ。PBRは、キャッシュ可能なリクエストをどのサーバーに送るかを決める役割を持っていて、その判断には consistent hashing を使っている。consistent hashing は、サーバーの増減があっても割り当てが大きく崩れにくい方法で、分散システムではよく使われる。Cloudflareではこの仕組みを open-source の `pingora-ketama` ライブラリで実装していた。 話の発端は、Cloudflare内部のIvanが出したチケットだった。内容は「Pingora
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