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Kindleハイライトを“取り返す”発想が、かなり気持ちいい

最初に思ったのは、これは単なる便利ツールというより、Amazonに握られていた自分のメモを自分の手元に戻す話なんだな、ということだった。Kindleのハイライトって、読書体験の一部みたいな顔をしているのに、実際にはエクスポートの途中で切られたり、存在ごと隠されたりする。そこを「仕様だから」で終わらせず、MacのKindle app、Cloud Reader、ブラウザ操作をつないで回収し直す。発想がかなり執念深くて、でもその執念がよく分かる。

面白いのは、これが「AIで何でもできる」みたいなふわっとした話ではなく、かなり地べたの作業に落ちているところだと思う。SQLiteを読む、OCRをかける、位置情報を突き合わせる。しかも「hidden or truncated」の逃げ道を、見えるものと見えないものの両方から埋める。こういうのを見ると、AIエージェントの価値って、派手な推論よりも、面倒な断片を一つずつつないで“使える形”に戻すところにあるのかもしれない、と感じる。

一方で、少し引っかかったのは、ここまでやってもなお「自分のノートを自分のために」という線引きが強調されている点だ。もちろん著作権上は当然なのだけど、実際には「読むためのメモ」を復元しているのか、「書籍テキストにかなり近いもの」を集め直しているのか、その境界はあいまいになりやすい。技術としてはすごく面白いけれど、運用のしかたを間違えるとかなり危うい。便利さとリスクが同じ線上にある感じがして、そこは素直に緊張した。

それでも、読後感としてはかなり良かった。クラウドのサービスに預けたはずの記録を、自分の端末と自分のセッションを使って回収する。この手の「所有感を取り戻す」ツールは、派手さはなくても妙に刺さる。読書メモやハイライトが資産になる人ほど、こういう地味でしぶとい仕組みに救われるんじゃないかと思う。


参考: GitHub - l3a0/claude-plugins: l3a0's Claude Code plugin marketplace — kindle-highlights: verbatim Kindle highlight extraction with truncation recovery

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