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ERR_VM_PIPE_CLOSED が出るときに見るべきところ

この症状は、Windows 版 Claude Desktop で Cowork を起動しようとしたときに「Failed to start Claude's workspace / RPC pipe closed」と出るものです。今回参照した issue はどちらも未解決で、しかも再インストールが途中で止まる、あるいは署名検証で落ちる、という流れまで共通しています。該当する報告は #86825#90283 です。

まず、自分のケースかどうかはここで見分けやすいです。起動時に RPC pipe closed が出る一方で、VM 側のサービスは Running のまま、というパターンです。#90283 では CoworkVMService, vmcompute, hns and vmms are all Running と書かれており、仮想化の土台そのものは生きていました。それでも起動に失敗しています。

#86825 では、Claude Desktop 1.30096.1 を Windows 11 x64 上で使い、アプリの保存先を D: にしていた環境で再現しています。更新後に Cowork が Failed to start Claude's workspace / RPC pipe closed になり、Reinstall the workspace は毎回 78〜80% 付近で失敗したとのことです。ログには次のように出ています。

[vm-client] Event resubscribe failed: Error: signature verification failed: client D:\WindowsApps\Claude_1.30096.1.0_x64__pzs8sxrjxfjjc\app\claude.exe was not started f

この報告から読み取れるのは、少なくともそのケースでは、ワークスペースの再インストール以前に、claude.exe の署名検証で止まっていたということです。Windows の「新しいコンテンツの保存先」を D: にしていても、そこに入った Claude Desktop が検証に引っかかっているように見えます。ただし、なぜその検証が失敗するのかまでは、この issue だけでは断定できません。

#90283 ではさらに踏み込んだログが出ています。こちらは Claude Desktop 1.37937.3.0、Windows 11 Pro x64、インストール先は C: です。それでも Cowork は同じく RPC pipe closed になりました。ログには次のようにあります。

[vm-client] Event subscription ack failed: Error: signature verification failed:
client executable is not signed:
C:\Program Files\WindowsApps\Claude_1.37937.3.0_x64__pzs8sxrjxfjjc\app\claude.exe
[

この issue では、機能の土台である CoworkVMServicevmcomputehnsvmms はすべて Running でした。つまり、少なくとも報告者の環境では、サービス停止や仮想化基盤の障害ではなく、claude.exe の署名確認が失敗点になっていました。

コメント欄には、別の利用者から「VM 層が claude.exeC:\Program Files\WindowsApps 配下にあることを前提に検証しているように見える」「D: に置いていると弾かれる」といった指摘がありました。また、Move 時に 0x80073cf6 が出る場合は、delivery optimization cache や NTFS でない移動先を疑う、といった助言も付いています。ただし、これは issue コメントの提案であって、検証済みの恒久対策として確定したわけではありません。

現時点で、報告から裏が取れている範囲だけを並べると、次のようになります。Windows 版 Claude Desktop で Cowork が ERR_VM_PIPE_CLOSED 相当の状態になるとき、VM サービス自体は起動しているのに、claude.exe の署名検証で止まっているケースがある。しかも、その失敗は C: に入れていても、D: に入れていても起きている報告があります。なので、このエラーを見たらまず「VM が死んでいる」のではなく、「起動したクライアント実行ファイルの検証で弾かれていないか」を疑うのが筋です。

ただし、解決策については未解決です。#86825#90283 のどちらも open で、現時点では「これをやれば直る」と言い切れるものはありません。コメントにある wsreset.exe、再起動、保存先を C: に戻す、再インストールといった手順も、あくまで提案として出ているだけです。実際に効くかどうかは、この材料だけでは分かりません。

今回の症状で手元に出ている一次情報は、少なくともこの 2 点です。まず、D: に入れた Claude Desktop で signature verification failed が出て再インストールが失敗した例があること。次に、C: に入れていても client executable is not signed と出て Cowork が立ち上がらない例があることです。どちらも RPC pipe closed という見た目は同じでも、根っこは claude.exe の検証で止まっているように見えます。

$ node --version
v16.15.0
[env_summary]
OS          : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python      : 3.8.13
検証日時    : 2026-08-29T08:50:56+09:00

検証環境

OS          : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python      : 3.8.13
検証日時    : 2026-08-29T08:50:56+09:00

参照した Issue(anthropics/claude-code): #86825, #90283

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