手元の issue を見る限り、exit code 127 は少なくとも 2 つの別系統で報告されています。ひとつは macOS の Claude Desktop / Cowork まわりで、Claude Code のプロセス自体が起動できずに落ちるケースです。もうひとつは、プロジェクト内に置いたカスタム subagent が Agent tool に現れないという報告です。後者は症状の説明に exit code 127 そのものは出ていませんが、同じ症状クラスタとして渡されているため、周辺で起動や読み込みに失敗している可能性はあります。ただし、そこは現時点では断定できません。
まず、自分のケースがどちら寄りかを切り分けます。
exit code 127 が前面に出るのは、#58495 の報告です。ここでは macOS Intel、App Store 版の Claude Desktop、native install の Claude Code CLI という構成で、Cowork のタスクだけが即座に失敗しています。チャット自体は動くのに Cowork だけ落ちる、という切り分けがはっきり書かれています。
この issue で出ているログは次のとおりです。
[HostLoop] cli.js stderr: Failed to spawn process: Malformed Mach-o file
Session query error: Claude Code process exited with code 127
error_category: 'process_crashed'
この記述からは、少なくとも「Claude Code のプロセスを spawn できていない」「結果として exit code 127 になっている」ことは読み取れます。原因候補としてコメントでは、nvm で入れた Node.js の管理下にある claude バイナリを macOS デスクトップアプリから見つけられない、という説明が付いていました。対策候補として挙がっていたのは、/usr/local/bin に symlink を作る方法です。コメント中に実際に示されているコマンドは次のとおりです。
sudo mkdir -p /usr/local/bin
sudo ln -sf ~/.nvm/versions/node/$(node --version)/bin/claude /usr/local/bin/claude
sudo ln -sf ~/.nvm/versions/node/$(node --version)/
ただし、最後の ln -sf は issue の本文が途中で切れていて、こちらでは末尾まで確認できません。完全なコマンドとしては引用できません。そこは分からないままにしておきます。
一方で、#77057 は少し違います。Project-level custom subagent を .claude/agents/*.md に置いたのに、Agent tool の候補に出てこないという報告です。name、description、tools、model を含む frontmatter は有効だとされています。それでも、そのセッションの Agent tool には固定の built-in set しか出なかった、と書かれています。ここでは exit code 127 の記載はなく、読み込み対象が見えていない、という方向の話です。なので、同じ数字が出ていても、こちらと #58495 を同一原因と決め打ちするのは危険です。
今回の手元で確認できた情報は、環境の断片だけです。
[env_summary]
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-09-03T08:51:09+09:00
この出力から分かるのは、少なくとも検証環境が macOS ではなく Linux だということです。したがって、#58495 に出ている「macOS Desktop app が nvm 配下の binary に届かない」という説明を、そのまま自分の環境に当てはめることはできません。逆に言うと、Linux で同じ exit code 127 が出ているなら、別の起動経路や PATH、あるいは実行ファイルの配置を疑う必要がありますが、そこまではこの材料だけでは踏み込めません。
現時点で言えるのは次の範囲です。exit code 127 が見えていて、しかも Failed to spawn process: Malformed Mach-o file のような stderr が一緒に出ているなら、#58495 に近い線が濃いです。チャットは動くのに Cowork だけ失敗する、という分離も同じ issue で報告されています。カスタム subagent が見えないだけなら、#77057 の系統です。こちらは exit code 127 ではなく、Agent tool への反映漏れとして扱うほうがよさそうです。
手元でできる確認は、まずエラーメッセージの文言をそのまま控えることです。exit code 127 だけでは情報が足りません。Failed to spawn process や Malformed Mach-o file が一緒に出るか、あるいはただ失敗するだけなのかで、#58495 に寄るかどうかが変わります。加えて、どの機能で落ちているのかも重要です。Cowork だけなのか、Agent tool なのか、チャット全体なのか。報告済みの issue ではここが分かれています。
現時点では、確実に裏が取れている修正手順は issue のコメントにある symlink 案だけです。ただし、それは macOS と nvm の組み合わせに対する候補であり、Linux の今回の検証環境にそのまま適用してよいとは言えません。自分の環境で同じことを試す前に、まず claude がどこから起動されているのか、どのプロセスが exit code 127 を返しているのかを確認したほうがよさそうです。
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-09-03T08:51:09+09:00