画面を見続ける私たちは、どこで本を失ったのか
子どもが本を読まなくなった、という話は昔から「最近の若者は」で片づけられがちだった。だが今回の元記事は、その手の懸念を単なる懐古主義として退けない。Timesのコラムニスト、James Marriottの新刊『The New Dark Ages』を手がかりに、読書離れ、テレビ、スマホ、そして注意力の縮み方を一本の流れとして描いている。面白いのは、犯人を安易に「スマホ」と決めつけず、もっと前から起きていた変化として話を組み立てている点だ。だからこれは、媒体の移り変わりを論じる本の紹介であると同時に、私たち自身の生活習慣へのかなりきつい鏡でもある。 元記事の書き出しは、著者Ed West自身の親としての不安から始まる。10代の男の子たちの画面には、YouTubeのくだらない企画動画が次々に流れ、昔の90年代の「退屈なテレビ」さえ、いま振り返ればドストエフスキー並みに複雑だったように見える、と皮肉る。さらにWestは、子どもたちが読書をしなくなっていることが、周囲の親の間で「気がかり」から「不安」、ついには「パニック」へ変わりつつあると書く。 そこから話題は、James Marriottの新
papoo.work