Excel 2024 や Excel for Microsoft 365 で Power Query の更新が途中で止まる、または「読み込み中」のまま進まないときは、接続設定・クエリ側のエラー・キャッシュ不具合のどれかで引っかかっていることが多いです。
上から順に試してみてください。ほとんどの場合、最初の 2〜3 個で止まります。
Power Query は、見た目はただの更新でも、裏では SharePoint、OneDrive、SQL Server、CSV の保存先などに再接続しています。ここが古いと、更新が失敗したように見えます。
Excel 2024 または Excel for Microsoft 365 を開き、[データ] → [データの取得] → [データ ソースの設定] を開きます。
該当する接続を選び、[アクセス許可のクリア] を実行します。
もう一度 [データ] → [すべて更新] を押し、サインイン画面が出たら正しいアカウントで再認証します。
Microsoft 365 の業務アカウントを使っている場合、ここで直ることはかなり多いです。
Power Query は、元データの列名が少し変わるだけでも止まります。たとえば、CSV 側で「取引先名」が「顧客名」に変わった、日付列が文字列になった、というケースです。
[データ] → [クエリと接続] を開き、止まっているクエリを右クリックして [編集] を選びます。
Power Query エディターで、右側の [適用したステップ] を上から順に見ます。赤いエラーや「列が見つかりません」が出る箇所があればそこが原因です。
該当ステップを削除するか、列名を正しい名前に直します。列の型変換で止まる場合は、いったんそのステップを外してから再作成すると通りやすいです。
[閉じて読み込む] を押して再更新します。
ここは地味ですが、更新失敗の本命であることが多いです。
読み込みで止まるときは、シート側の負荷が原因のこともあります。巨大なテーブルに直接読み込んでいると、更新が終わっても描画で固まったように見えることがあります。
[データ] → [クエリと接続] で対象クエリを右クリックし、[読み込み先...] を開きます。
必要なら [テーブル] ではなく [接続の作成のみ] に変更し、まず更新だけ通るか確認します。
読み込み先を新しいシートへ逃がし、不要な列を Power Query 側で先に削除します。
その後に [データ] → [すべて更新] を試します。
大きいブックでは、これだけで止まり方がかなり変わります。
Excel 2024 では、バックグラウンド更新が裏で詰まり、表面上は「読み込み中」のままになることがあります。
[データ] → [クエリと接続] を開き、対象クエリを右クリックして [プロパティ] を選びます。
[バックグラウンドで更新を実行する] のチェックを外します。
[OK] を押してから、もう一度 [データ] → [すべて更新] を実行します。
この設定は、複数クエリが同時に動いているブックで効きやすいです。
Office 更新のあとや、Windows 11 24H2 に上げた直後は、Excel のキャッシュが不安定になることがあります。
Excel をすべて閉じます。
Windows 11 24H2 で [設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ] を開き、Microsoft 365 または Office を選びます。
[変更] から [クイック修復] を実行します。これで直らなければ [オンライン修復] を試します。
再起動後、Excel 2024 を開いて更新をやり直します。
ほとんどの場合、ここまでで止まり方が改善します。
まだ更新が失敗するなら、Microsoft の公式サポートを使うのが早いです。Microsoft 365 の法人アカウントなら管理者に問い合わせ、個人版なら Microsoft サポートのチャットから症状をそのまま伝えてください。
再インストールを試す場合は、先にブックのバックアップを取り、必要なら [ファイル] → [エクスポート] で別名保存してから進めます。Office の再インストールは、[設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ] から Microsoft 365 / Office を削除し、Microsoft アカウントの「サービスとサブスクリプション」または会社の配布手順から入れ直す流れです。認証情報が絡むので、サインイン用のアカウント情報は手元に残しておいてください。