まず、自分のケースかどうかを切り分けます。今回の EISDIR は、GitHub の報告を見る限り、少なくとも 2 系統あります。ひとつは Linux arm64 で Claude Desktop が Claude Code のバイナリを落とせず、起動のたびに「binary is missing or damaged」と出る件です #89850。もうひとつは Windows の VS Code 拡張で、\\?\ 付きのワークスペースパスを開いたときにサイドバー復元が落ちる件です #89775。
Linux 側の症状は、報告では毎回同じです。ダウンロード対象を open() するところで EINVAL: invalid argument になり、アプリ側には次の文言が出ます。
Claude Code couldn't start — The Claude Code binary is missing or damaged. Reinstall Claude Desktop to continue.
issue 本文では、~/.config/Claude/claude-code を消して完全に新しい状態から起動しても、3/3 回すべて同じ失敗になったと書かれています #89850。つまり、少なくとも報告者の環境では一時的な汚れではなく、再現性のある失敗です。
ただし、こちらの手元ではその再現確認はできていません。実際に確認できているのは issue の記述だけです。
Windows 側は少し違います。VS Code のワークスペースが \\?\D:\... のような拡張長パスで開かれていると、Claude Code のサイドバー claudeVSCodeSidebarSecondary の復元に失敗します #89775。報告では VS Code がワークスペースをこう保存し、
file://?/d:/Work/MyProject
workspace.json ではこんな形になるとされています。
"folder": "file://%3F/d%3A/..."
そのあと resolveWebviewView が fs.realpathSync(workspaceFolder.uri.fsPath) を呼び、Node の realpathSync が \\?\D:\... に対して EISDIR: illegal operation on a directory, lstat 'D:' を投げる、という流れです #89775。この場合は webview が読み込まれず、通常の File → Open Folder で開いた file:///d:/... では動いた、と報告されています #89775。
手元で実際に取れた出力は検証環境の情報だけでした。今回の記事内で裏を取れるのはここまでです。
[env_summary]
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-08-27T08:51:03+09:00
なので、今の時点で言えるのは次の範囲です。
Linux arm64 の件は、Claude Desktop が Claude Code のバイナリ取得に失敗し、起動時に「binary is missing or damaged」と出る問題として報告されています #89850。Windows の件は、\\?\ 付きのワークスペースパスに対する realpathSync が EISDIR を起こし、サイドバー復元が落ちる問題として報告されています #89775。
どちらも、報告ベースでは未解決です。少なくとも今回渡された情報の範囲では、確立した回避策は確認できません。
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-08-27T08:51:03+09:00