ERR_ABORTED は同じ文字列でも、報告されている中身がかなり違います。今回の issue 群では、少なくとも 2 パターンありました。ひとつは Claude Cowork 連携で artifact を作った直後に表示と共有が失敗する件、もうひとつは Claude in Chrome の read_network_requests が中断された通信に対して HTTP 503 を作って見せてしまう件です。
自分のケースかどうかを先に見分けるなら、最初にこの 2 点を切り分けるのが早いです。artifact 作成直後に失敗しているなら #61571 に近いです。ネットワークの読み取り結果として 503 が返ってくるなら #77841 に近いです。
#61571 で報告されているのは、artifact を作った直後に cowork-artifact://local/{id}/index.html を読み込むところで [CoworkArtifacts] ERR_ABORTED (-3) が出る、という流れです。issue の説明では、プロトコルハンドラ自体は登録されるものの、表示に必要な content がまだ間に合わず、showArtifact 側で race condition になっていると書かれています。その結果として share_from_content も失敗し、Anthropic API から 404 not_found_error が返る、とされています。報告された affected artifacts は desk-attendance、hubspot-pulse、my-open-hubspot-tickets です。プラットフォームは macOS darwin、v2.1.148 でした。
この issue は closed ですが、本文にある通り「artifact 生成直後に表示できない」「表示できなかったので共有時に中身がない」という並びが症状の芯です。もしあなたの環境で、作成は成功しているように見えるのに、直後のプレビューだけ落ちるならこの系統を疑うのが自然です。
一方 #77841 は、Claude in Chrome 拡張の read_network_requests で、Network.loadingFailed に終わった通信に対して statusCode: 503 を作って返してしまう、という報告です。issue の summary では、ページ側でキャンセルされたリクエスト、SSE/stream の中断、一般的な load failure などもまとめて 503 と見なされてしまう、と説明されています。ここで重要なのは、サーバーが本当に 503 を返したわけではないケースまで、見た目だけ HTTP 503 になる点です。つまり、ブラウザや拡張の都合で止まった通信が、実在する 503 と区別できなくなっています。
この 2 件はどちらも ERR_ABORTED 周辺に見えて、原因の層が違います。前者は artifact 表示・共有のタイミングの問題、後者はネットワーク読み取りの結果表示の問題です。ERR_ABORTED という文字列だけでは判断できません。
確認できている実測情報は環境情報だけです。
[env_summary]
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-08-25T08:50:43+09:00
この出力から言えるのは、少なくとも筆者側の確認環境は Linux だったことだけです。#61571 の報告環境は macOS darwin なので、同じ再現条件かどうかは現時点では分かりません。#77841 についても、本文では extension bundle の中身と v1.0.80 が見えているだけで、筆者環境での再現確認はできていません。
手元で切り分けるなら、まず「artifact を作った直後に落ちるのか」「ネットワーク一覧の結果が 503 に見えるのか」を見てください。前者なら #61571、後者なら #77841 の線が濃いです。現時点では、どちらも issue の報告ベースでしか言えず、一般化できる恒久対処までは確認できていません。
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-08-25T08:50:43+09:00