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案件ごとにディレクトリを分けて後から探しやすくする

同じ場所に全部ぶち込んで、あとから「どれがどの案件の資料だっけ」と探し回る。これ、かなり雑に見えて、実は一番コストが高い整理不足だ。Claude Code を使うなら、案件フォルダを切る、整理用の置き場を分ける、という発想に早めに寄せたほうがいい。そうしておくと、後から資料を拾いやすいし、生成した文書の差し替えや見直しも楽になる。

特に、文章作成や書類整理で Claude Code を使う人は、「ひとつの作業にひとつの場所」を作るだけで手戻りが減る。フォルダ名を見れば中身の当たりがつく状態にしておく、ただそれだけで探す時間が消える。雑に見えるけれど、効く。

Claude Code でやることは単純だ。案件ごとのディレクトリを先に作り、その中で入力資料、下書き、出力を分ける。散らかった作業場を毎回片づけるより、最初から箱を分けたほうが早い。

たとえば、こんな形にしておく。

projects/
  2026-01_契約書見直し/
    00_inbox/
    01_materials/
    02_drafts/
    03_output/
    notes.md
  2026-01_請求書整理/
    00_inbox/
    01_materials/
    02_drafts/
    03_output/

この形のいいところは、Claude Code に渡すコンテキストが自然にまとまることだ。案件フォルダの中だけを見せればいいので、関係ないファイルをうっかり読ませにくい。大量の資料があるときほど、この差が出る。最初は「どこに置いても同じだろ」と思いがちだが、あとでファイル名を頼りに掘り返す羽目になる。筆者も昔、同じような名前の下書きを散らしすぎて、差分の確認だけで無駄に時間を食った。フォルダを分けていなかったせいで、Claude Code に頼む前の整理で疲れる。あれはだるい。

Claude Code に指示するときは、曖昧に「整理して」ではなく、置き場の役割まで言うといい。たとえばこうだ。

この案件用のディレクトリを作ってください。
中は 00_inbox, 01_materials, 02_drafts, 03_output に分けてください。
既存ファイルは内容を見て、適切な場所へ移してください。
ファイル名は変えすぎず、何の資料か分かる程度に整えてください。

文章作成中心なら、もう少し踏み込んでこう頼める。

このフォルダを案件単位で整理してください。
- 入力資料は 01_materials に入れる
- 下書きは 02_drafts に入れる
- 提出用の完成版は 03_output に入れる
- 作業メモは notes.md にまとめる

見つからなくなる名前は避けて、後から人間が追える構成にしてください。

ここで大事なのは、Claude Code に「全部おまかせ」しないことだ。整理のルールがないと、本人はきれいに整えたつもりでも、後で見るとどこに何があるのか分からない構造になる。フォルダ名が抽象的すぎるのが一番まずい。misctmpnew みたいな名前は、最初だけ便利で、その後はただの墓場になる。

それと、案件フォルダは増える前提で作るほうがいい。案件名だけで揃えると、似た名前が出た瞬間に崩れる。2026-01_契約見直し_取引先A のように、日付と相手や目的を軽く入れておくと見つけやすい。ファイル名も同じだ。final で終わらせず、2026-01-15_契約書修正版.md のように、あとから意味が読める名前にする。ここをサボると、ディレクトリを分けたのに探せない、という間抜けな状態になる。

Claude Code による整理で気をつけたいのは、移動したあとに参照先が壊れることだ。特に、文書内で相対パスを使っていたり、他の資料からリンクしていたりすると、動かしただけで辻褄がずれる。だから、最初から「どこを正とするか」を決めておくのが先だ。私は一度、下書きをきれいに移したあとで、古い場所を前提にしたメモを全部見失った。整理したつもりが、逆に迷子を増やしたわけだ。やるなら、移動後に notes.md か一覧ファイルを更新しておくべきだ。

移動したファイルの一覧も残してください。
どのファイルをどこへ移したか、あとから追えるようにしてください。

非エンジニアが使うなら、難しいことは要らない。案件ごとに箱を分けて、箱の中を「受け取った資料」「作業中」「出せる状態」に分ける。それだけで十分に効く。たとえば弁護士なら案件ごと、ライターなら記事ごと、事務作業なら依頼ごとに箱を切る。書類整理でも、不要ファイルを消す前に「残す」「見直す」「削除候補」に分けておくと、後で事故りにくい。

Claude Code は、雑多な置き場を魔法みたいに勝手に理解してくれる道具ではない。むしろ、置き場が整っているほど使いやすくなる。案件ごとにディレクトリを分けるのは、気分の問題ではなく、あとから探す時間を削るための実務だ。最初の一手間で、後半の手戻りがかなり減る。

もし次にやるなら、同じ発想で「作業用メモを1ファイルに集める」「出力だけ別フォルダに逃がす」「不要な一時ファイルを案件ごとに掃除する」まで進めるといい。フォルダの切り方が決まると、Claude Code への頼み方も急に具体的になる。そこからが本番だ。

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