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Claude Codeの技能を84個に分けた話を読んで

まず思ったのは、こういうのは「賢い自動化」というより、かなり地道な整理術なんだな、ということだった。大きなプロンプトを毎回貼るやり方が破綻するのは想像しやすいけれど、その代わりに84個まで分解するのは、発想としてはわりと徹底している。AIに何でも覚えさせるのではなく、必要な文脈だけを都度差し込む、という考え方は筋がいいと思う。

特に引っかかったのは、ここでやっていることが単なる「プロンプトのテンプレ化」ではない点だ。技能ごとに切り分けて、トリガーに応じて読み込ませる。要するに、長い指示文を一枚岩で持つのをやめて、作業単位で知識を分割している。人間の作業メモでも、巨大な一枚の資料より、用途別の短い手順書のほうが使いやすいことが多い。AI相手でも同じなんだろう、と思わされた。

一方で、ここまで細かく分ける運用は、作る側のメンテナンスがかなり大変そうでもある。84個という数字はインパクトがあるけれど、そのまま真似すると管理コストのほうが先に効いてきそうだ。技能を増やすほど楽になる面はあるだろうが、増やしすぎると今度は「どれを直せばいいのか」が難しくなるはずで、そこは記事の爽快さの裏で少し気になった。

それでも、AIに長文の気合いを毎回注ぎ込むより、仕事の型を小さく定義しておくほうが、実務では強いのかもしれない。Claude Code を使う人だけの話ではなくて、結局は「頭の中にある暗黙知を、再利用できる単位に落とせるか」という話に見えた。


参考: How I Architected 84 Custom Skills for Claude Code to Automate My Daily Engineering

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