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コンフリクトの解消を手伝ってもらうときの渡し方

Claude Code にコンフリクト解消を手伝ってもらうときは、いきなり「直して」と丸投げするより、​ぶつかった場所と、元に戻せる材料を一緒に渡すほうがうまくいきます。
Git のマージ衝突でも、文章ファイルの差分でも、やることは似ています。迷っている箇所を見える形にして、判断材料を少し添える。これだけで、やり直しの手間がかなり減ります。

まず渡すべきなのは、コンフリクトが起きたファイルそのものです。できれば <<<<<<< ======= >>>>>>> が残った状態のまま、修正前の内容を含めて見せます。Claude Code は周辺の文脈を読めますが、衝突の境目が消えてしまうと「どこが両者の食い違いか」が分かりません。

実際の依頼は、こんな形が使いやすいです。

このコンフリクトの解消を手伝ってください。
優先したいのは A ブランチ側の意図ですが、B ブランチ側の次の変更も残したいです。

- このファイルは最終的に読みやすい文章にしたい
- 数値や固有名詞は B 側を優先したい
- 文章のトーンは A 側に寄せたい

衝突マーカーが残っている状態のまま、このファイルを確認して、
どの行をどう残すべきか提案してください。
必要なら、修正案をそのまま適用できる形で返してください。

ここで大事なのは、​​「何を残したいか」を一言で添えることです。
たとえば「新しい API の呼び出し方は残すが、古い関数名は捨てたい」「請求書のテンプレートは営業向けの文面を残したいが、日付欄だけ新方式に合わせたい」のように、判断の軸を渡します。Claude Code は差分を見比べるのは得意ですが、どちらを採るべきかの業務上の優先順位までは自動で分かりません。

非エンジニアなら、文章ファイルや設定ファイルでも同じです。たとえば、同じ案内文を複数人が直して衝突したときは、こんな渡し方が役立ちます。

この原稿のコンフリクトを整理したいです。
残したいのは、元の「やさしい言い回し」です。
追加された注意書きのうち、法務確認済みの部分は残してください。
ただし、重複している説明は1回にまとめてください。

ファイルを渡すときは、​関係するファイルをまとめて見せるのも効きます。
たとえば設定ファイルと、その設定を参照する別ファイルの両方があるなら、片方だけでは判断を誤ることがあります。README、設定ファイル、本体コード、関連するテスト。ここまでが一続きなら、まとめて渡したほうが安全です。

この変更に関係するのは次の3つです。
- app/config.yml
- app/main.py
- tests/test_config.py

config.yml だけを見ると分かりにくいので、3つを合わせて
コンフリクトの解消案を出してください。

手元でマージ中なら、git status と該当ファイル名も添えると親切です。
Claude Code に「このファイルを見て」と言うだけでも動きますが、複数の衝突がある場合は、どれを先に片付けたいか明示したほうが早いです。

git status
今はこの3ファイルでコンフリクトしています。
まずは docs/usage.md だけ先に解消したいです。
内容を壊さないように、手作業で直す前提で案をください。

逆に、渡し方で避けたいのは、​衝突マーカーを消したあとに「どっちが正しいか分からない」状態で投げることです。
その状態だと、単なる文章校正や整形と区別がつきません。見た目はきれいでも、実際には片側の変更を落としていることがあります。衝突の境目は、解消の前にこそ必要です。

もうひとつの落とし穴は、​​「全部おまかせ」に見える頼み方です。
コンフリクト解消は、見た目以上に判断が必要です。特に、削除された行の意味や、並べ替えの意図があるときは、優先順位を渡さないと危ない。Claude Code に任せるにしても、最後は人が確認する前提で頼むのが安全です。

このコンフリクトは自動で判断しにくいはずなので、
まずは候補を3つに分けてください。

1. A側を優先する案
2. B側を優先する案
3. 両方を統合する案

それぞれの違いを短く説明したうえで、
私が選びやすいようにしてください。

実務では、解消そのものより再発防止のための渡し方が効く場面もあります。
たとえば、チームで同じファイルを何度も触るなら、Claude Code に「このファイルは変更点が重なりやすいので、次回からはどの部分を分けて編集すると衝突しにくいか」まで聞けます。文章なら見出し単位、コードなら関数単位、設定なら項目単位で分ける。衝突を減らす設計まで見てもらうと、次のマージがかなり楽になります。

コンフリクト解消を手伝ってもらうときのコツは、難しい命令を出すことではありません。
衝突した原文を残すこと、優先順位を一言で添えること、関係ファイルをまとめて見せること。この3つで、Claude Code はかなり頼れる相談相手になります。必要なら「まず提案だけ」「そのまま修正まで」のどちらにしたいかも最初に伝えてください。作業の流れがぶれにくくなります。

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