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exit code 143 が出るときにまず疑うこと

exit code 143 は、この材料だけを見ると「Claude Code のプロセスが SIGTERM で終わった」系の症状として扱うのが自然です。そう見てよさそうな根拠は、issue 側で実際に SIGTERM (exit 143) と書かれていることです。たとえば #87658 では、Claude desktop アプリ内で 2 つ目の local Code セッションを始めると、先に動いていた CLI プロセスが SIGTERM で終了すると報告されています。

ただし、同じ exit code 143 でも原因はひとつではありません。#76293 では、対話中の Claude Code が Bash tool の成功後に何のエラー表示もなく shell に戻り、あとでセッションを再開できたと書かれています。こちらの報告では、約 3 日動作していたこと、永続化された transcript が約 4.6 MB だったこと、request metadata にかなり大きい context/cache footprint が見えていたことが挙げられていますが、根本原因は断定されていません。つまり、見た目が同じでも「別セッションが殺した」のか「長く動いたセッションが静かに終わった」のかは、その場では分かれます。

手元で確認できる範囲では、まず CLI 側の状態を見たほうがよさそうです。今回の検証環境では claude doctor が次のように出ました。

$ claude doctor
Claude Code doctor

Running: native (2.1.207)
Commit: bc512d563325
Platform: darwin-arm64
Path: ~/.local/share/claude/versions/2.1.207
Config install method: native
Search: OK (bundled)
Auto-updates: enabled
Auto-update channel: latest
Last update attempt: none recorded

Multiple installations found
- npm-global at /usr/local/bin/claude
- native at ~/.local/bin/claude

Remote Control
Control this session from claude.ai/code or the Claude mobile app

1 warning found
- Leftover npm global installation at /usr/local/bin/claude
  Fix: Run: npm -g uninstall @anthropic-ai/claude-code

For a full setup checkup that can also fix issues, run /doctor in a Claude Code session.

ここで読める事実は 3 つです。1つ目は、実際に動いていたのは native の 2.1.207 だったこと。2つ目は、Multiple installations found と出ていて、npm-global と native の複数インストールがあったこと。3つ目は、Remote Control が表示されていることです。#87658 はまさに「別の local Code session を開始すると、先のセッションが SIGTERM で切られる」話なので、もし Claude desktop アプリや mobile app 側から同じアカウントのセッションを並行して開いているなら、かなり近い挙動です。ここは issue の説明と一致します。

逆に、#76293 のほうに近いのは、対話がしばらく続いたあと、成功した Bash tool の直後に何も出ず shell に戻るケースです。こちらは「ユーザーは /exit を要求していない」「エラーやクラッシュ文言もない」と明記されています。なので、画面上に何も出ないのに終わった、セッションを手で再開した、というならこの系統を疑います。ただし、issue だけでは再現条件は固まっていません。

現時点で、確認できる範囲の切り分けはこうです。exit code 143 が出た直前に別の Claude Code セッションを起動していたり、Claude desktop app から同じ local Code セッションを触っていたなら #87658 の線が濃くなります。長時間動作した単独セッションで、Bash tool の成功後に黙って shell に戻ったなら #76293 に近いです。後者では、かなり大きい transcript と cache footprint が残っていたことだけは分かっていますが、それが原因とは書かれていません。

手元の実測値だけから言える対処は多くありません。少なくとも claude doctor で複数インストールが見つかったので、どの claude が実行されているかは揃えておいたほうがよさそうです。今回の出力では、/usr/local/bin/claude に leftover npm global installation があると警告されていました。これは exit code 143 の直接原因だとは書けませんが、二重インストールがある状態は紛らわしいです。まずはこの警告を片づけてから、同じ症状が再現するかを見るのが現実的です。

もし再発したら、直前に「別セッションを開いたか」「Claude desktop app を触ったか」「長時間の単独セッションだったか」をメモしておくと、少なくとも #87658#76293 のどちらに近いかは見えやすくなります。現時点では、どちらも open で、解決済みの回避策は issue からは読み取れませんでした。


検証環境

claude --version : 2.1.207 (Claude Code)
OS          : Darwin 25.3.0 (arm64)
Python      : 3.14.2
検証日時    : 2026-08-20T00:10:00+09:00

参照した Issue(anthropics/claude-code): #76293, #87658

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