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Agentic Workflowsは「データを取ってくる」だけじゃ終わらない

キーポイント

本文

元記事は、Reddit のデータサイエンス系コミュニティで話題になった ​「agentic workflows」​ についての投稿です。
ただし、今回提供された本文は「Please wait for verification」という表示だけで、投稿の中身そのものは取得できませんでした。なので、ここではタイトルとテーマから読み取れる範囲で、背景も含めてわかりやすく解説します。

そもそも agentic workflows って何?

ざっくり言うと、​AIが1回答えて終わりではなく、目標に向かって複数の行動を自分でつないでいく仕組みのことです。

たとえば、普通のチャットAIなら「このデータを要約して」と頼んだら要約文を返します。
一方、agentic workflow では、

  1. 必要なデータを探す
  2. 足りなければ追加で取得する
  3. 形式を整える
  4. 分析する
  5. 結果をレポートにまとめる

みたいに、​複数ステップをまたいで進むイメージです。

ここでの “agentic” は “agent(代理人、実行役)” に由来する言い方で、
「AIがただの応答マシンではなく、ある程度の判断をしながら仕事を進める」というニュアンスがあります。

「Pull the data」だけでは足りない理由

タイトルにある “Beyond Pull the Data” はかなり大事なポイントだと思います。
データの世界では、まず「必要なデータを持ってくる」ことが出発点になりがちです。ですが、実務ではそれだけでは終わりません。

本当に面倒なのは、その後です。

つまり、仕事は「データを取る」よりも、​取った後にどう動くかで決まることが多いんですよね。
ここに agentic workflows を使うと、AIが状況を見ながら次の手を打つ、という流れを作れるわけです。

これは何が面白いのか

個人的には、ここがかなり面白いと思います。
AIの話って、どうしても「賢い回答を出す」方向に注目が集まりがちです。でも実際の業務では、​1つの正解を出すより、作業を前に進める力のほうが価値になりやすい。

たとえばデータサイエンスでは、分析そのものよりも、

この“地味な往復運動”がすごく多いです。
agentic workflows は、この地味だけど重要な部分を自動化・半自動化できる可能性がある。ここがすごく実務向きなんじゃないかと思います。

ただし、万能ではない

とはいえ、AIに任せれば全部うまくいく、という話ではありません。
むしろ agentic workflows は、​うまく設計しないと危ないです。

たとえば、

こういうリスクがあります。
AIは「それらしく進める」のが得意なので、逆にいうと間違いもそれらしく見えるのが怖いところです。

だから実際には、
「AIに完全に任せる」というより、​人間が要所でレビューしつつ、AIに下準備や実行を任せる形が現実的ではないかと思います。

データサイエンスとの相性

データサイエンスは、もともと反復作業の多い分野です。
だから agentic workflows とは相性がいいです。

たとえばこんな場面で役立ちそうです。

特にありがたいのは、​最初の面倒くさい一歩を減らせることだと思います。
人間って、調査や分析の「最初の数手」がいちばん重いんですよね。そこをAIが肩代わりしてくれると、仕事のテンポがかなり変わるはずです。

これから重要になりそうなこと

こうした workflows が広がると、技術者に求められる力も少し変わりそうです。

必要になるのは、単にモデルを使う力だけではなく、

です。

つまり、AIを「賢くする」だけじゃなく、​仕事の流れそのものを設計する力が大事になる。
ここは地味だけど、かなり本質的な変化だと思います。

まとめると

今回のテーマは、AIが単発の回答を返すだけではなく、​データ作業の流れ全体を動かす存在になれるかという話です。
もし本当にうまく回るなら、データサイエンスの生産性はかなり上がるはずです。

ただし、私は「全部AIに任せる未来」よりも、​人間が意思決定を握りつつ、AIが実務の摩擦を減らす未来のほうが現実的で強いと思います。
派手さはないけれど、そのほうがずっと使える。そんな印象です。


参考: Reddit - Please wait for verification

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