まず、この症状に当てはまるかどうかは、エラーメッセージの出方でかなり絞れます。Issue には、VS Code 拡張が埋め込みの native binary を起動しようとして失敗する例と、認証後に「unsupported platform: linux-arm64. No compatible Claude Code binary found.」と出る例が報告されています。前者は #97022、後者は #80574 です。
#97022 では、claudeCode.pathToClaudeCodeExecutable を settings.json に入れても反映されず、拡張が ~/.vscode-insiders/extensions/anthropic.claude-code-2.1.282-linux-x64/resources/native-binary/claude を見に行って失敗すると報告されています。報告者の環境では CLI 自体は /home/jean/.local/bin/claude で動いていましたが、拡張側はそこを使っていませんでした。
一方で #80574 では、devcontainer 内で Claude を使っていて、再認証のあとに
Unsupported platform: linux-arm64. No compatible Claude Code binary found.
と出ています。別の場面では、より長いエラーの途中で
ReferenceError: Claude Code native binary at /home/vs
まで確認できた、とあります。ここから分かるのは、少なくとも一部のケースでは「認証が通ったのに、その後の実行対象バイナリの解決で止まる」ことです。ただし、どう直すべきかまではこの issue 群だけでは確定していません。
筆者の検証環境では、少なくとも OS の情報は次の通りでした。
[env_summary]
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-09-26T08:52:21+09:00
ここから言える範囲は狭く、現時点では「Linux 上で Claude Code の VS Code 拡張が native binary を見失う/想定と違う binary を使おうとしている」系の障害として読むのがいちばん近いです。特に、pathToClaudeCodeExecutable を入れても無視されるという報告があるため、設定を足したのに改善しない場合は、その設定が本当に効いていない可能性があります。逆に、CLI 単体は動くのに拡張だけ失敗するなら、CLI 本体の故障ではなく拡張側の問題を疑う筋が自然です。
現時点で確実に確認できているのは、次の2点だけです。ひとつは、claudeCode.pathToClaudeCodeExecutable を設定しても拡張が埋め込みバイナリを優先した報告があること。もうひとつは、linux-arm64 のような platform 判定で「compatible binary found」まで進めない報告があることです。どちらも、ユーザーの側で正しい CLI を置いていても、拡張がそれを使わない・使えない可能性を示しています。
同じエラー文が出ているなら、まずは該当 issue の再現条件と自分の構成が近いかを見比べるのが先です。VS Code の通常版か Insiders か、拡張が使っている実行ファイルの場所、devcontainer 内かホスト側か、そして CLI 単体が動くか。この4つがずれていると、見た目は同じでも原因が別になると思われます。
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-09-26T08:52:21+09:00