最初に思ったのは、「ようやく迷わせなくなったんだな」ということだった。
AIチャットを使っていると、ちょっとした質問も、まとまった作業も、画像っぽい仕事も、頭の中では全部つながっているのに、サービス側だけが「これはどこでやるものです」と分けたがることがある。そこで毎回立ち止まるのは、地味にストレスだ。
今回のClaudeは、その壁を少し壊したように見える。Coworkをchatに吸収して、Designも会話の中から触れるようにする。名前が増えるほど分かりやすくなるどころか、逆に「結局どれを開けばいいのか」で疲れることがあるので、この整理はかなり筋がいいと思う。
一方で、こういう統合は便利さと引き換えに、UIの性格がぼやける怖さもある。何でも会話から始められるのは気持ちいいけれど、裏側では結構な複雑さをClaudeが飲み込んでいるはずで、その複雑さが本当に隠しきれるのかは気になる。記事の中で「context, skills, connectors」をそのまま持ち込めると強調していたのも、その不安を先回りして払拭したい感じが少しある。実際に使うと、本当に自然に切り替わるのか、それとも見えないだけで操作感はまだ別物なのか。そこは触ってみないと分からない。
それでも、少なくとも発想としてはいい。
AIは「どのモードを選ぶか」より「今やりたいことをそのまま投げる」ほうがずっと相性がいいはずで、Claudeがそこへ寄せてきたのは納得感がある。