Starting connection with timeout of 30000ms が出るときに、まず疑うことこの文字列が出たからといって、ただちに「通信が遅い」の一言では片づきません。今回の 2 件の issue では、どちらも MCP サーバーが期待どおり起動しない、あるいは起動のしかたが想定とずれる ところまで話が進んでいました。
desktop-commander プラグインが起動時に落ち、npm が Invalid Version: と空の version value を返しているケースです。報告では、サーバープロセスが始まる前に失敗し、クライアント側は CONNECTION_CLOSED を受け取っています。.mcp.json にある stdio サーバーが 1 回の起動で 2 回立ち上がる現象です。報告者の環境では、バックエンドが 1 接続しか受けないため、2 回目の接続が拒否されて Failed to fetch tools: Not connected になっています。つまり、この症状は「接続先が遠い」よりも、「起動時にサーバーが落ちる」「同じサーバーが二重に起動する」といった、MCP 側の立ち上がり方に目を向けたほうがよさそうです。
まず見たいのは、エラーの出方です。Starting connection with timeout of 30000ms のあとに、CONNECTION_CLOSED や Invalid Version: が続くなら、#93134 の流れにかなり近いです。少なくともその issue では、プラグインの manifest 経由で起動した desktop-commander の MCP サーバーが、npm の時点で止まっていました。
一方で、ツールがまったく見えない、あるいは「接続されていない」といった状態なら、#85895 のような二重起動も疑えます。こちらは、1 回目の起動が client-manager のログに載らないまま先に走り、少し遅れて 2 回目が正規の経路で起動する、という報告でした。
筆者の環境では、検証時点の基本情報だけ確認できています。
[env_summary]
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-09-10T08:51:39+09:00
この出力だけでは、今回の症状が再現したとは言えません。少なくとも、issue 報告にある Windows 固有の desktop-commander 問題や、mcp-remote を含む二重起動問題を、この環境で裏取りできたわけではありません。
現時点で確実なのは、Starting connection with timeout of 30000ms が出る背景に、少なくとも次の 2 パターンがあることです。
1つは、起動途中で MCP サーバー自体が落ちるケースです。#93134 では Invalid Version: が出ており、接続確立以前の失敗でした。
もう1つは、同じ stdio サーバーが同じプロセスから複数回起動されるケースです。#85895 では、二重起動そのものが問題を起こし、結果として tools の取得に失敗しています。
どちらにせよ、まずは「MCP サーバーが 1 回だけ、最後まで立ち上がっているか」を見るのが先です。timeout の文言だけを見てネットワークの遅延を疑うと、見当違いになりやすいです。
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-09-10T08:51:39+09:00