Wordで画像を挿入すると、画像の周りだけやけに余白が広がって文章が不自然に空くことがあります。
結論から言うと、いちばん多い原因は画像の「文字列の折り返し」が意図せず変わっていることです。まずは画像をクリックして、右上の[レイアウト オプション]から[行内]ではなく[四角]か[外周]に切り替えてみてください。Microsoft Word 2024 / Word for Microsoft 365 なら、この操作だけで直るケースがかなり多いです。ほとんどの場合これで収まります。
画像の周りだけ空くとき、まず最初に見るのはここです。Wordは画像の置き方ひとつで、文章の流れ方がかなり変わります。
画像を1回クリックします。周囲にハンドルが出ていれば選択できています。
画像の右上に出る[レイアウト オプション]を開きます。見当たらない場合は、画像を右クリックして[文字列の折り返し]を選んでください。
[四角]または[外周]を選びます。文章と画像をぴったり並べたいなら[四角]、図形の輪郭に沿わせたいなら[外周]が向いています。
まだ空きが大きいなら、同じメニューの[その他のレイアウト オプション]を開いて、[文字列との間隔]を小さめにします。Word for Microsoft 365 では、ここが 0.3 cm 〜 0.5 cm でも見た目がかなり変わります。
画像そのものに余白が付いていることもあります。特に、他のアプリから貼り付けた画像で起きやすいです。
画像を選択し、右クリックして[サイズと位置]を開きます。
[文字列の折り返し]タブ、または[レイアウト]関連の設定を確認します。Word 2024 では、ここに画像周囲の余白設定が隠れていることがあります。
上下左右の余白が大きくなっていたら、値を小さくします。迷ったらいったん既定値に戻してください。
文の途中に入れたい場合は、画像を[行内]にしてみるのも手です。回り込みは消えますが、余白の崩れは止まりやすいです。
見た目は小さいのに、画像の周囲だけ大きく空くなら、ファイル自体に透明な余白が入っていることがあります。PowerPoint から書き出した図や、切り抜き済みPNGでありがちです。
画像を一度、ペイントや画像編集ソフトで開きます。
実際の図の周りに透明な余白がないか確認します。透明部分はWord上では見えにくいので、気づきにくいです。
余白をトリミングして保存し直し、Wordに再挿入します。
同じ画像でも、PNGとJPEGで見え方が変わることがあります。透明部分を使っていないなら、JPEGにすると扱いやすい場合があります。
画像ではなく、前後の段落設定が原因のこともあります。とくに、社内文書をコピペしていると起きがちです。
画像の前後の段落をクリックします。
[ホーム]→[段落]の右下にある小さい矢印を押して、段落設定を開きます。
[間隔]の[前]と[後]が大きくなっていないか確認します。必要なら 0 pt に戻します。
[行間]も確認します。1.5 行や固定値になっていると、画像周辺だけ間延びして見えることがあります。
上から順に試してみてください。複数の設定が重なっているように見えても、実際は1つ直すだけで収まることが多いです。
表のセル内、またはテキストボックス内に画像を置くと、回り込みがややこしくなります。Wordの仕様に引っ張られて、周囲だけ妙に広がることがあります。
画像を切り取って、いったん本文の中に貼り直します。
表の中なら、セルの余白を確認します。[表ツール] → [レイアウト] → [セルの配置] ではなく、セルの[余白]設定を見てください。
テキストボックスなら、枠線を右クリックして[図形の書式設定]を開き、内部余白を小さくします。
Word for Microsoft 365 / Word 2024 で設定を見直しても直らない場合は、Officeの修復を試します。Windows 11 24H2 なら、[設定]→[アプリ]→[インストールされているアプリ]から Microsoft 365 を選び、[変更]→[クイック修復]を実行してください。これで改善しないときだけ[オンライン修復]に進みます。作業前に、念のため編集中のファイルは保存しておきましょう。
Microsoft公式のサポートページで、Wordの折り返しや画像配置の案内も確認できます。再インストールが必要なほど重い不具合は多くありませんが、Officeの更新が途中で失敗していると表示だけおかしくなることがあります。まずは修復、次に再インストール、の順で進めるのが安全です。
ほかの症状は Word・PowerPoint のトラブル解決まとめ から探せます。