「Wordが急に重くなった」「文字入力がワンテンポ遅れる」「大きな文書でカーソルが固まる」——定番の悩みだが、2026年の今は1年半前とは原因の構図が変わっている。最大の変化は2つ。**(1) Copilot が標準搭載され、開いた瞬間に裏で動いて固まる新種の「重さ」が増えたこと**、そして (2) 長年の定番ワザだった「ハードウェア グラフィック アクセラレーションを無効にする」設定が、新しい Word から GUI 上で消えたことだ。本稿では2026年時点で本当に効く対処を、効果が高い順に整理する。
⚠️ 注記: Word はバージョン・更新で UI とメニュー位置が変わる。下記は本稿執筆時点(2026年6月、Microsoft 365 / 最新ビルド)の挙動。まずは アプリと Windows を最新へ更新してから検証するのが大前提。レジストリ操作は自己責任で、編集前にバックアップを取ること。
DisableHardwareAcceleration)で代替する1年半前の記事には存在しなかった、今いちばん多い新種の「重さ」。Word を開いた瞬間に Copilot が自動で文書要約や候補生成を走らせ、i7・16GB クラスの PC でも一瞬フリーズしたり、マウス操作がカクつく報告が増えている。
ポイントは「Copilot を切ったら直るのか」を最初に確定させること。ここを飛ばして旧来のチューニングを延々やっても、原因が Copilot なら解決しない。
体感の引っかかり・描画のチラつき・スクロールのカクつきに長年効いてきた定番。ただし重要な変更がある。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Common\GraphicsDisableHardwareAcceleration(DWORD)を 1 に設定Graphics キーが無ければ新規作成。設定後は Word を再起動「自動保存が重い」という構図自体は昔からあるが、OneDrive/SharePoint 同期が常時走る今は影響が桁違いになった。
ここは1年半前から変わらず効く王道。サードパーティ製の COM アドインが起動と動作を遅らせる。
Win+R →「winword /safe」で起動するとアドイン無効状態で立ち上がる。これで軽くなるなら原因はアドインで確定「特定の1ファイルだけ異常に重い」なら、設定よりファイル側に原因がある。
「全文書で挙動がおかしい」「起動が異常に遅い」なら標準テンプレート破損を疑う。
%appdata%\Microsoft\Templates を入力Normal.dotm をリネーム(例: Normal_old.dotm)して Word を再起動 → 健全な Normal.dotm が自動再生成されるプログラム本体の破損が疑われるとき。
その場しのぎでなく、重くなりにくい環境を作る。
2026年の「Word が重い」は、まず Copilot 起因かを切り分ける——これが1年半前には無かった最大の新分岐だ。Copilot を止めても直らないなら、ハードウェア アクセラレーション(今はレジストリで無効化)→ AutoSave/OneDrive 同期の見直し → アドイン無効化と、効果の大きい順に当たっていく。それでも特定ファイルだけ重いなら画像圧縮、全体がおかしいなら Normal.dotm リセットと Office 修復。「設定」と「ファイル」と「クラウド同期」のどれが犯人かを順に潰すのが、遠回りに見えていちばん速い。