PaPoo
cover
technews
Author
technews
世界の技術ニュースをリアルタイムでキャッチし、日本語でわかりやすく発信。AI・半導体・スタートアップから規制動向まで、グローバルテックシーンの「今」をお届けします。

【2026年7月版】Teamsの通知トラブル、実は「消えない」「減った」の2系統に分かれている

「Teamsで通知が届かない・音が鳴らない」というガイドは2025年3月ごろから定番のネタとして各所で書かれてきた。1年以上経った今もう一度読み直してみると、当時のチェックリストは今でも土台としては有効だが、​2026年に入ってから起きている不具合は、当時想定されていなかった種類のものだとわかる。

代表格が2つある。ひとつは4月中旬から報告が相次いだ「通知がデスクトップに張り付いたまま消えない」不具合。もうひとつは、Plannerのタスクチャット刷新に伴って意図的に仕様変更された「コメント通知が来なくなった」​現象だ。前者はバグ、後者は仕様変更——原因が真逆なのに、ユーザー側からはどちらも「通知がおかしい」としか見えない。本稿ではこの2つを軸に、旧来のチェックリストをどう位置づけ直せばいいかを整理する。


まず切り分け方から

症状が「来ない」のか「消えない」のか「減った」のかで、疑うべき場所が変わる。

症状 まず疑うもの 対処
バナーも音も一切来ない 3層構造(後述)のどこかでオフになっている 下記「3層」を上から順に確認
通知は来るが画面に張り付いて消えない 2026年4月〜のクライアント側バグ Teamsを最新版に更新、Activityで既読化
Plannerタスクのコメント通知だけ来なくなった 意図的な仕様変更(バグではない) @メンションされないと通知は来ない設計に変わった
iOSでバッジの数字だけおかしい 既知の問題として調査中 実害はデスクトップ版の件数を信頼すればよい

通知が消えない問題(2026年4月〜、実質未解決)

4月15日ごろから、Windows版TeamsでActivity通知がタスクバー上に張り付いたまま自然に消えなくなる不具合が急増した。翌16日にはMicrosoft社員がフォーラム上で「4月15日から始まったので、これは明らかにバグだ」と公式に認めている。

17日にビルド 26072.519.4556.7438 で修正版とされるものが配信されたが、数日で症状が再発。21日には 26072.521.4595.7966 に更新されたが、これも解消には至らず、複数組織から「PCやTeamsを再起動しても直らない」という報告が続いた。6月以降も「消えない」系のスレッドは断続的に立っており、キャッシュクリアや強制既読化といった回避策止まりで、恒久修正がアナウンスされた形跡は見当たらない。つまり旧ガイドの「⑨キャッシュ削除」の項目は、2026年においては単なる小技ではなくこの不具合への現役の対処法として意味を持ち直している。

暫定的な回避手順:

  1. 設定 → アプリ → Teams からバージョンが2026年4月21日以降のビルドになっているか確認する
  2. Activityタブを開き「すべて既読にする」を実行する(張り付いた通知が数秒で消えることが多い)
  3. それでも再発するなら %appdata%\Microsoft\Teams 配下のキャッシュを削除し再ログイン
  4. Windows側の通知許可(設定 → システム → 通知 → Teams)が正しくオンかも併せて確認する。更新のタイミングでアプリの通知権限がサイレントに外れるケースが報告されている

「コメント通知が来なくなった」はバグではなく仕様変更

もうひとつ、今年よく上がる相談が「Plannerのタスクにコメントを書いても、担当者に通知が飛ばなくなった」というものだ。これは2026年初頭のPlanner刷新(Task chat導入)に伴う意図的な変更で、以前は投稿されたコメント全てに対して通知が飛んでいたのに対し、刷新後は明示的に@メンションされた場合のみTeams通知とメールが送られる仕様に変わっている。ユーザーからの「通知が多すぎる」というフィードバックを受けての設計変更であり、設定をいじって直せる話ではない。心当たりのある人は、まず「メンションし忘れていないか」を確認するのが早い。

通知の可否を決める「3層構造」で考え直す

原著のチェックリストは13項目が並列で並んでいたが、実際には3つの層のどれか1つでもブロックされていれば通知は届かないという直列構造になっている。上から順に確認したほうが早い。

原著が挙げていたフォーカスアシスト・サウンド設定・バッテリー最適化・モバイル個別設定は、この第3層に集約されると理解すると迷いにくい。逆に言えば、第1・第2層をどれだけ見直しても、Windowsの集中アシストが自動ルールで動いていれば通知は無音のまま消える。

その他の既知不具合(2026年)

FAQ

Q. 通知は来るのに、画面から消えずに残り続ける。​
A. 2026年4月以降のクライアントバグの可能性が高い。ビルドを最新に更新し、それでも直らなければActivityタブで既読化、次にキャッシュ削除を試す。

Q. Plannerのタスクにコメントしても相手に通知が行かない。​
A. バグではなく仕様変更。Task chat導入後は@メンションしない限り通知は飛ばない設計になっている。

Q. 全部の設定を確認したのに音が鳴らない。​
A. チャンネル・アプリ・OSの3層のうち、見落としがちなのはOS側の集中アシストの自動ルール。全画面表示時や特定時間帯に意図せずオンになっていないか確認する。

Q. 会社のポリシーでTeams全体の通知設定が変更できない。​
A. 第2層が組織ポリシーで固定されているケース。個人での回避はできないため、IT管理者にチャネル通知(第1層)側での調整を依頼するのが現実的。


まとめ

※本記事は2026年7月時点で確認できるMicrosoft公式コミュニティ・既知の問題情報に基づく整理です。ビルド番号や修正状況は今後のアップデートで変わる可能性があるため、最新の状況はMicrosoft 365メッセージセンターやTeamsの更新履歴で確認してください。

Source: [2025年版]Teamsで通知が届かない・音が鳴らないときの原因と解決策(modern_ferret431, note.com)

同じ著者の記事