Wordで文字を打つたびに、左側の文字が消えていくなら、上書きモードに入っています。
普段どおり打っているつもりなのに文字が置き換わると、かなり焦ります。特に Word for Microsoft 365 / Word 2024 / Windows 11 24H2 では、キー操作ひとつで切り替わるので、知らないうちに起きがちです。上から順に試してみてください。ほとんどの場合、すぐ戻せます。
いちばん多いのはこれです。Insert(挿入)キーは、入力を「挿入」にするか「上書き」にするかを切り替えます。
Step 1
Wordの編集画面を開き、文字が消える状態になっていることを確認します。
Step 2
キーボードの Insert キーを1回押します。ノートPCなら Fn + Insert になっている機種もあります。
Step 3
もう一度文字を入力し、前の文字が消えずに追加されるか見ます。
これで直れば、原因はキー切り替えです。外付けキーボードを使っているなら、Insertキーが押し込みやすい位置にあることもあるので、少しだけ触れ方を変えると再発しにくくなります。
Insertキーでは戻らない場合、Wordの設定が上書き側になっていることがあります。Word for Microsoft 365 / Word 2024 で確認できます。
Step 1
Wordで [ファイル] → [オプション] を開きます。
Step 2
左側の [詳細設定] をクリックします。
Step 3
「編集オプション」の中にある [上書き入力モードで入力する] を探します。
ここにチェックが入っていたら外します。
Step 4
同じ画面に [上書きモードを使うには Insert キーを使用する] があれば、必要に応じてオン・オフを見直します。
Step 5
[OK] を押して閉じ、本文で入力し直します。
この設定は気づきにくいですが、ここを外すだけで戻ることが多いです。
Wordの下部にあるステータスバーに、編集モードの表示が出ることがあります。環境によって見え方は少し違いますが、上書き に関する表示が出ていないか確認しておくと安心です。
もし表示項目が見当たらないときは、ステータスバーを右クリックして、表示項目の一覧から切り替えられる場合があります。Word 2024 / Word for Microsoft 365 であれば、画面下を一度見ておく価値があります。入力中に「今どちらのモードか」が分かるだけで、同じトラブルを減らせます。
Word自体が一時的におかしくなっているだけなら、再起動で直ることがあります。
Step 1
Wordを閉じます。編集中の文書は保存しておきます。
Step 2
Windows 11 24H2 なら、いったんWordを終了したあと、PCも再起動します。
Step 3
再度Wordを開き、同じ文書で入力してみます。
ほとんどの場合これで直ります。地味ですが、入力状態の不整合は再起動で抜けることがよくあります。
外付けキーボードや、薄型ノートPCの一部機種では、Insertキーが他のキーと近く、気づかないうちに押しやすいことがあります。
もし特定のキーボードをつないだときだけ起きるなら、その機器側のキー割り当てや物理的な押し込みを見直してください。別のキーボードで試すと切り分けやすいです。
ここまでで戻らないなら、Word本体の設定やアドイン(=追加機能)が影響している可能性があります。
まずは Word for Microsoft 365 の修復を試します。
Windows 11 24H2 では、**[設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ]** から Microsoft 365 を選び、**[変更]** で修復を実行できます。画面の案内に従って、クイック修復 から試すのが安全です。
改善しない場合は、Microsoftの公式サポートに問い合わせてください。
再インストールを行う場合は、先に文書ファイルをバックアップしてから進めてください。Officeを入れ直す前に、OneDriveやローカルの保存先を確認しておくと安心です。