ChatGPTに長い文章やコードを頼んだら、文の途中でぱたりと止まった。ぐるぐる回ったまま動かない。「エラーが発生しました」と出て、書きかけの回答が消えた。
「止まる」と一口に言っても、実は 3つの別々の現象 があり、直し方はそれぞれ違います。原因を当てずに再読み込みを繰り返しても直りません。この記事では、まず症状から原因を切り分け、そのあと対処をまとめます。
画面の文言やボタンの名前はアプリのバージョンやプランで変わります。この記事では「こういう役割のボタン」という言い方をしています。表示が少し違っても読み替えてください。
| 症状 | 見た目 | 主な原因 | 向かう章 |
|---|---|---|---|
| A. 最後まで書いたように見えるが、文の途中で終わっている | 生成は終了している。入力欄は普通に使える | 1回の回答の長さの上限 | 章A |
| B. 書いている途中で固まる/回転したまま進まない | 文字が増えなくなる。停止ボタンが出たまま | 通信・ブラウザ・サーバー側 | 章B |
| C. エラーが出て、書きかけの回答が消える・赤い表示が出る | 「問題が発生しました」系のメッセージ | 一時的な障害、または会話そのものの不調 | 章C |
見分けのコツは 「入力欄が使える状態に戻っているか」 です。戻っているならA、戻らず固まっているならB、エラー表示が出るならCです。
もっとも多いのがこれです。ChatGPTには 1回の回答で出力できる量に上限 があり、長いコード、長い表、長い小説のように大量に出させる依頼だと、上限に達したところで打ち切られます。止まる位置は毎回ほぼ同じあたりになります。
いちばん簡単です。次のように送ります。
途中で切れました。直前の文の続きから出力してください。
「最初からやり直して」と書くと、また同じ量を最初から出そうとして同じところで切れます。続きから と明示するのがコツです。
何度も切れるなら、依頼の仕方を変えます。
次の資料を、3回に分けて出力してください。
今回は第1部(導入〜手順2)だけを出し、最後に「続きます」と書いて止めてください。
私が「次」と送ったら第2部を出してください。
コードなら ファイル単位・関数単位 に分けます。「全部まとめて」より、「まず設計の一覧、次に1つ目の関数」の順のほうが、結果的に早く正確に終わります。
長くなる場合は途中で切れないよう、章ごとに分けて出力し、各回の最後に「続きます」と書いてください。
文字が増えなくなったのに、停止ボタンのような表示がずっと残っている状態です。生成の上限ではなく、受け取る側かサーバー側の問題 です。上から順に、軽い手を先に試します。
Ctrl+Shift+R、Macは Command+Shift+R)。| 試した結果 | 疑う場所 |
|---|---|
| スマホアプリでは動くが、PCのブラウザでは止まる | ブラウザ・拡張機能・キャッシュ |
| 自宅のWi-Fiでは止まるが、スマホの回線なら動く | 家のネットワーク・ルーター・VPN |
| どの端末・回線でも止まる | OpenAI側(障害・混雑) |
| 新しいチャットなら動く、古いチャットだけ止まる | その会話が長くなりすぎている(次の章) |
OpenAI側の障害は、OpenAIの ステータスページ(status.openai.com)で確認できます。障害中は自分の側をいじっても直らないので、時間を置くのが正解です。
「Something went wrong」や「問題が発生しました」のようなメッセージが出るケースです。
会話が長くなるほど、ChatGPTが毎回読み込む内容が増え、動作が重く不安定になります。次のように頼むと、引っ越しが簡単です。
これまでの会話を、新しいチャットに引き継ぐための要約にしてください。
決まったこと、前提条件、残っている作業を箇条書きでお願いします。
出てきた要約を新しいチャットの最初に貼れば、続きから作業できます。
プランやモデルによって、扱える量や混雑時の挙動が変わります。無料プランで毎回止まるなら、
を試してください。プランの内容は変更されることがあるため、最新の仕様はOpenAIの公式ヘルプで確認してください。
迷ったら、「新しいチャットで同じ質問をする」→「別のブラウザかスマホで試す」 の2つだけ先にやってください。この2つで、会話の問題か、環境の問題か、OpenAI側の問題かがほぼ分かれます。