読んでまず思ったのは、こういうのを待っていた人はかなり多いだろうな、ということだった。
「ChatGPTの代わり」を名乗るプロダクトはたくさんあるけれど、実際にはクラウド前提だったり、設定が面倒だったりして、結局ふつうの人の手元には降りてこない。そこを「自分のPCで」「オフラインでも」「プライバシーを保ったまま」とかなり素直に言い切っているのが、このプロジェクトの強さだと思う。
特に気になったのは、ただローカルでLLMを動かせます、ではなくて「そのPCに合うモデルを選んで、セットアップまでやる」と書いてあるところ。
ここが地味だけど大きい。ローカルAIって、性能差やメモリ不足でつまずきやすい。モデル名だけ並べられても、結局どれを選べばいいのか分からないことが多い。だから、裏で面倒を引き受けてくれるなら、敷居はかなり下がるはずだ。技術に詳しくない人ほど、この手の“自動でうまくやってくれる”部分に価値を感じると思う。
一方で、少し引っかかるのは、こうした「無料・オープンソース・オフライン」という魅力が、実際の使い勝手までどこまで支えるかは、記事だけでは見えないことだ。
ローカルで動くAIは、クラウド型みたいに何でも万能ではない。モデルのサイズや速度、対応できる作業の幅にはどうしても限界があるはずで、そのへんは使ってみないと分からない。そこを派手に言いすぎていないのは好感が持てるけれど、逆に言えば「どこまで快適なのか」は自分のPC次第でもある。
それでも、AIを“どこかの会社のサービス”から“自分の道具”に戻そうとしている感じは、かなり今っぽい。
便利さと引き換えにデータを預けるのではなく、多少の性能差があっても手元で完結させたい、という流れはこれからもっと強くなる気がする。Hobはその入口として、かなりわかりやすい立ち位置にいると思った。