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LangGraphとFoundry IQをMCPでつなぐ話を読んで

読んでいてまず思ったのは、「RAG を自前で全部持つの、やっぱり重いよな」ということでした。ベクトル化して、検索して、再ランキングして、権限も見て、さらにエージェント用の制御まで入れる。この記事はそこを Foundry IQ 側に寄せて、LangGraph は orchestration に集中させる、という割り切りをかなりはっきり示しています。こういう分担はきれいですし、運用のたびに同じ部品を各エージェントへ複製する苦さも減りそうです。

ただ、読んでいて面白かったのは、「MCP でつながる」と言っても、単にツールを呼べば終わりではないところです。token refresh が必要で、ユーザー権限も別トークンで渡し、しかも knowledge base 自体が planner でもある。つまり、エージェントが planner を持つのに、検索基盤側もすでにある程度 “考える” ので、誰がどこまで考えるかを決めないと、挙動が見えにくくなる。ここは実装の華やかさより、設計の面倒さが前に出ていて、かなり実務っぽいと感じました。

あと、knowledge base の description を「装飾じゃない」と強調していたのは印象に残りました。検索対象の説明文が、単なるメタデータではなく、どの source を引くかの判断材料になる。人間向けの説明が、そのまま retrieval の品質に効くというのは、地味だけど重要です。検索システムというより、よく整理された社内の案内板に近い感覚かもしれません。

一方で、API version の話は少し身構えました。preview と GA で MCP の返し方まで変わるので、portal で見えるものをそのまま信じると危ない、という指摘はかなり現実的です。こういう基盤系の機能は、デモではきれいに見えても、本番で token の期限や権限の境界にぶつかって初めてしんどさが出る。この記事はそのしんどさを最初から前提にしていて、その姿勢は信用できると思いました。


参考: Connect a Foundry IQ Knowledge Base to LangGraph Over MCP

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