AIエージェントって、便利そうに見えて実際にはかなり怖い。勝手にデータを触るし、どこまで許可していいのかも曖昧だし、つなぎ方を間違えると一気に危うくなる。その不安に、MCPのロードマップがかなり正面から向き合っているのが印象に残った。
特に気になったのは、単に「もっと機能を増やします」ではなく、認証や権限の話をかなり丁寧に前へ出しているところだ。AIに仕事をさせるなら、モデルの賢さより先に、誰が何をしてよいかをきちんと縛る必要がある。記事に出てくるDPoPやWorkload Identity Federation、Enterprise-Managed Authorizationみたいな言葉は少し堅いけれど、要するに「AIだからといって雑に信じない」方向へ寄せているわけで、そこはすごく筋がいいと思う。
一方で、ロードマップとしてはかなり立派でも、現場でどこまでそのまま使えるかはまだ読めない。標準が整うほど、今度は実装側の負担が増える。便利さの裏で、運用する人間に求められる知識はむしろ増えそうだ。そこをどれだけわかりやすくできるかで、MCPが本当に広がるかが決まるのではないかと思った。