Excelで「見出し行を固定したつもりなのに、下へスクロールすると一緒に流れてしまう」状態になっているときの確認手順です。
上から順に試してみてください。ほとんどの場合、最初の2つで直ります。
見出し行の固定は、選択中のセルを基準に決まります。たとえば1行目を見出しとして固定したいなら、2行目のA列付近を選んでから操作するのが基本です。
見出しを固定したいシートを開きます。
たとえば、1行目が見出し、2行目以降がデータの表です。
固定したい見出しのすぐ下の行、つまり「固定したい範囲の外側」のセルをクリックします。
1行目を固定したいなら、A2 か B2 などを選びます。
[表示] タブ → [ウィンドウ枠の固定] → [先頭行の固定] をクリックします。
下にスクロールして、1行目が上部に残るか確認します。
もしここで動かないなら、選ぶ位置がずれていることが多いです。見出しを2行固定したいのに3行目を選んでいる、というようなズレも起きがちです。
Excelで固定が効かない場合、表示のほうに原因があることがあります。特に [分割] が入っていると、見た目がややこしくなります。
上から試してみてください。
[表示] タブを開きます。
[分割] がオンになっていたら、もう一度クリックしてオフにします。
そのまま [表示] → [ウィンドウ枠の固定] → [ウィンドウ枠の固定の解除] を実行します。
あらためて、固定したい見出しの下のセルを選び、[表示] → [ウィンドウ枠の固定] → [先頭行の固定] をやり直します。
分割と固定は別物なので、どちらかが残っていると期待どおりに動かないことがあります。
Excel 2024 や Excel for Microsoft 365 では、範囲を「テーブル」にしている場合、見出しの扱いが普通のセル範囲と少し違います。
テーブルの見出しは、スクロール時に画面上部へ追従する動きになることがありますが、環境によっては「固定されていない」と感じることがあります。
表の中をクリックします。
[テーブル デザイン] タブが出るか確認します。
出るなら、その範囲はテーブルです。
テーブルなら、まずは表の先頭行が「見出し行」として認識されているか見ます。
[テーブル デザイン] → [見出し行] のチェックが外れていないか確認してください。
普通の範囲として使いたいなら、[テーブル デザイン] → [範囲に変換] で一度テーブルを解除し、あらためて [表示] → [ウィンドウ枠の固定] を設定し直します。
ここは少し混同しやすいところです。テーブルの見出しと、ウィンドウ枠の固定は似ていますが、同じではありません。
会社のファイルだと、編集権限やシート保護の影響で設定が反映されないことがあります。
この場合は「壊れている」より「制限されている」可能性が高いです。
[校閲] タブを開きます。
[シート保護の解除] が表示されるなら、保護中です。
必要な権限があるか確認してください。
OneDrive や SharePoint 上で共同編集しているなら、いったんローカルに保存したコピーで試します。
ローカルコピーで [表示] → [ウィンドウ枠の固定] をもう一度設定します。
Excel for Microsoft 365 / Excel 2024 でだけ起きるなら、更新不具合やアドインの影響も疑います。
Excelを閉じ、再起動します。
[ファイル] → [アカウント] → [更新オプション] → [今すぐ更新] を試します。
それでも改善しない場合は、アドインを切り分けます。
[ファイル] → [オプション] → [アドイン] → 画面下の [管理: COM アドイン] → [設定] で、いったん不要なアドインを外して確認します。
再インストールを試す場合は、まずOffice修復を優先します。
Windows 11 24H2 なら、[設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ] → Microsoft 365 Apps を選び、[変更] から [クイック修復] を実行します。改善しなければ [オンライン修復] を試します。
公式サポートに相談するなら、Microsoft サポートの案内ページから「Excel の表示」「ウィンドウ枠の固定」で検索すると早いです。会社支給PCなら、まず情シスやヘルプデスクに連絡するのが近道です。