ERR_NETWORK_CHANGED という文字列が出ているなら、少なくとも通信経路が途中で変わった、あるいは切れたタイミングで失敗している可能性があります。今回のクラスタでは、GitHub issue 上でその周辺に net::ERR_HTTP2_PING_FAILED や net::ERR_HTTP2_PROTOCOL_ERROR も一緒に出ていました。確認できるのはそこまでです。
#91655 では、Claude Desktop の macOS 環境で、セッション中に応答が流れている最中に interrupt すると、穏当に止まらずセッション全体が落ちる挙動が報告されています。本文には、main.log に net::ERR_NETWORK_CHANGED が「18:00 onward から 10〜20 分おきくらい」に出ていたとあります。つまり、この issue ではネットワーク不安定さが背景にありそうですが、少なくとも報告内容だけでは「ネットワーク変化そのものが唯一の原因」とは言えません。実際には、in-flight の応答処理と interrupt の扱いが重なって問題になっているようです。
もう一つの #69709 は少し様子が違います。こちらは macOS の desktop app で、Code tab の local session だけが使えず、入力しても Enter しても送信されない、という報告でした。Chat tab と remote の Code session は動くので、問題は local session に限られています。報告では、local VM と bundled disclaimer helper が関係していそうだとされ、さらに macOS の quarantine と VM の rootfs.img ダウンロードの停止という、既知の別件にまたがる可能性が示されています。これは ERR_NETWORK_CHANGED そのものの話ではありませんが、local session 側の初期化が止まると、見た目としては「送れない」「固まる」に見えることがあります。
手元で取れた出力はこれだけでした。
[env_summary]
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-10-24T08:55:17+09:00
この出力から分かるのは、筆者の検証環境が Linux 3.10 系で、Python 3.8.13 を使っていることだけです。macOS の quarantine や desktop app の local VM については、この環境では裏取りできていません。なので、今回の手元確認だけで言えるのは、「検証環境では同症状の再現条件をまだ確認できていない」という点までです。
切り分けの順番としては、まず自分がどちらの系統かを見たほうが早いです。もし ERR_NETWORK_CHANGED が出ていて、しかもセッション中の interrupt や新しいメッセージ送信の直後に落ちるなら #91655 に近いです。逆に、Code tab の local session だけが固まり、Chat tab や remote session は生きているなら #69709 の線が濃いです。
現時点で確実に言えるのは、どちらの issue も closed / locked になっていて、本文中に「これで直る」と明記された恒久対処は見当たらないことです。したがって、ERR_NETWORK_CHANGED が見えているケースでは、まず該当 issue の症状に自分の状況が一致するかを確認し、再現条件を絞ったうえで新規 issue を切るのが現実的です。
OS : Linux 3.10.0-1160.76.1.el7.x86_64 (x86_64)
Python : 3.8.13
検証日時 : 2026-10-24T08:55:17+09:00