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AIっぽさが薄れると、逆に長くなるのが面白い

最初に思ったのは、「やっと em dash 問題を気にする段階に入ったのか」ということだった。AI が書いた文章の“匂い”として em dash(長いダッシュ)がやたら目立つ、という話はかなり前から見かけたので、そこが 95% 減ったというのは地味だけど象徴的だと思う。

ただ、記事でいちばん引っかかったのは、文章が短くなったのに答え全体は長くなっている、という点だ。短い文を使うと読みやすくなるのはわかる。でも全体の分量が増えるなら、体感としては「簡潔になった」というより「小刻みで読みやすいけど、結局しゃべる量は増えた」に近いのではないかと思う。ここはかなり人間くさいというか、モデルが“わかりやすさ”を取りにいくと、説明を足して結果的に長くなるのかもしれない。

あと、こういう改善が「AI slop を減らす」方向で評価されているのも少しおもしろい。文章の癖を消すこと自体は前進だけど、結局は見た目の自然さの話に寄っている。中身の正確さや、ほんとうに役に立つかどうかとは別の指標で語られやすいのが、いかにも今のAIらしいなと思った。


参考: Claude Opus 5.5 uses 95% fewer em dashes, but its answers are getting longer

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