Wordで箇条書きを作ると、先頭の記号だけ左に残って、本文だけ妙に内側へ入ったり、逆に2行目以降が揃わなかったりすることがあります。
結論から言うと、いちばん多い原因は「段落のインデント設定」と「自動調整された箇条書きの位置」が食い違っていることです。まずは箇条書きの段落を選び、[ホーム] → [段落] の右下にある小さい矢印から設定画面を開いて、左インデントとぶら下げインデントを見直してください。Microsoft 365 の Word でも、Word 2024 でも、ここを直すだけで揃うケースがかなり多いです。
上から順に試してみてください。ほとんどの場合、前半の2つで直ります。
1つ目に見るべきなのは、箇条書きそのものではなく段落設定です。見た目だけ崩れていても、実際には「左インデント」と「ぶら下げインデント」が別々に動いていることがあります。
Step 1
ずれている箇条書きをドラッグして選択します。1行だけでなく、同じズレ方をしている段落をまとめて選ぶと楽です。
Step 2
[ホーム] タブ → [段落] グループ右下のダイアログ起動ツールをクリックします。
Step 3
[インデントと行間隔] タブで、[左] と [最初の行] を確認します。箇条書きの場合は、[最初の行] ではなく [ぶら下げ] が効いていることが多いです。
必要なら [左] を 0 mm に近い値へ、[ぶら下げ] を 4.5 mm 〜 7.0 mm くらいに調整してみてください。Word 2024 / Word for Microsoft 365 では、ここで整うことが多いです。
Step 4
[OK] を押して、表示がそろうか確認します。
文書上部のルーラーを使っていると、見た目は細かく調整できる反面、あとからズレの原因になりやすいです。特に、左の三角マークを動かした覚えがあるなら要注意です。
Step 1
[表示] タブを開き、[ルーラー] にチェックが入っているか確認します。
Word for Microsoft 365 / Word 2024 / Windows 11 24H2 の環境でも、ここは共通です。
Step 2
箇条書きの段落を選び、ルーラー上の三角マークと四角いマークを見ます。
上の三角は1行目、下の三角は2行目以降、四角は段落全体の位置です。
Step 3
三角マークが離れすぎていたら、いったん近い位置へ戻します。
手で微調整しづらいときは、先ほどの [ホーム] → [段落] から数値で直したほうが確実です。
コピペした文章だと、箇条書きの前にタブや空白が紛れ込んでいることがあります。これがあると、見た目だけ不自然にずれます。
Step 1
[ホーム] タブの [¶](編集記号の表示/非表示)を押して、空白やタブを表示します。
Step 2
箇条書きの先頭に余計なタブ記号やスペースがあれば削除します。
見た目では分かりにくいので、記号を出して確認するのが早いです。
Step 3
必要なら、箇条書きをいったん解除して、もう一度 [ホーム] → [箇条書き] で付け直します。
コピペ由来のズレは、このやり方でかなり収まります。
文書全体に適用されたスタイルが壊れていると、同じ箇条書きでも段落ごとにズレ方が違います。テンプレート文書を流用したときに起きやすいです。
Step 1
ズレている箇条書きにカーソルを置き、[ホーム] タブの [スタイル] を確認します。
Step 2
別のスタイルが当たっていそうなら、いったん [標準] に戻してみます。
Step 3
そのうえで、あらためて箇条書きを設定します。
少し面倒ですが、こうすると「なぜか一部だけズレる」状態を切り分けしやすくなります。
ここまで試しても残るなら、Word自体の設定かアプリの不具合を疑います。まずは Office の修復を試してください。
Windows 11 24H2 なら、[設定] → [アプリ] → [インストールされているアプリ] から Microsoft 365 / Office を探し、[変更] を開いて [クイック修復] を実行します。改善しなければ [オンライン修復] まで進めます。
その前に、念のため作業中の文書は保存して閉じておいてください。
再インストールが必要な場合は、Microsoft アカウントの公式ページから Office を入れ直します。サブスクリプション版の Word for Microsoft 365 を使っているなら、非公式ツールではなく、必ず公式のダウンロード経路を使ってください。Mac の場合も、App Store 版または Microsoft の公式手順で入れ直すのが安全です。
ほかの症状は Word・PowerPoint のトラブル解決まとめ から探せます。