送ったはずのメールが[送信済みアイテム]に見当たらないとき、最初に確かめたいのは「本当に送れたのか」です。ここを分けないと、送信の問題なのに保存の設定を探す、という空回りになります。
| 確認すること | 結果 | 次に読むところ |
|---|---|---|
| [送信トレイ]や[下書き]にそのメールが残っているか | 残っている | まだ送れていません。下書き・送信トレイに残るときの対処法へ |
| 相手に「届いたか」を聞ける状況か | 届いている | 送信はできていて、保存されていないだけ。下の確認1〜5 |
| Web 版の Outlook(ブラウザー)の[送信済みアイテム]にはあるか | ある | サーバーには保存されていて、パソコンの Outlook の表示の問題。確認4・確認5 |
以下の手順は Windows の「クラシック Outlook」(Microsoft 365 / Outlook 2024 / 2021 など)の画面名です。
Microsoft は、送信したメールが[送信済みアイテム]に保存されない原因として、この設定がオフになっていることを挙げています。
会社の PC では、この設定が管理者のポリシーで決められていることがあります。変更できない場合は管理者に確認してください。
Outlook に複数のメール アカウントを追加している場合、[送信済みアイテム]はアカウントごとに別々にあります。送信したときの「差出人」のアカウントの下にある[送信済みアイテム]を開いてください。
プロバイダーのメールを IMAP で使っている場合、サーバー側の送信済みフォルダーの名前がプロバイダーごとに違い、「Sent」など別の名前のフォルダーに入っていることがあります。アカウントの下のフォルダー一覧を展開して探してください。
IMAP アカウントでは、確認1の設定で保存先を変えることはできません。そのかわりに、アカウントごとの設定があります。
このチェックは、サーバー側が送信済みメールを自動で保存する一部のプロバイダーで、送信済みが二重になるのを防ぐためのものです(Microsoft の説明)。逆に、サーバー側で自動保存しないプロバイダーでこのチェックが入っていると、送信済みメールがどこにも保存されません。
会社で共有のメールボックス(例: info@ や support@)から送ったメールが、共有メールボックスの[送信済みアイテム]に入らず、自分の[送信済みアイテム]に入っている場合は、Microsoft 365 の仕様です。共有メールボックスから送ったメールは、既定では送信した本人のメールボックスに保存されます。
共有メールボックス側にも残したい場合は、管理者が Exchange Online の PowerShell で設定を変える必要があります。
# 共有メールボックスとして(Send As)送ったメールを共有メールボックスにも保存
Set-Mailbox <共有メールボックス名> -MessageCopyForSentAsEnabled $True
# 共有メールボックスの代理で(Send on Behalf)送ったメールを共有メールボックスにも保存
Set-Mailbox <共有メールボックス名> -MessageCopyForSendOnBehalfEnabled $True
「新しい Outlook」を使っている場合は、この管理者側の設定だけが有効です。管理者に「共有メールボックスの送信済みにコピーを残す設定をしてほしい」と依頼してください。
POP アカウントを使っている、またはメールを PST ファイルに保存している環境では、2026年1月13日の Windows 更新のあと、クラシック Outlook が応答しなくなる、送信したのに[送信済みアイテム]に入らない、受信済みのメールを再ダウンロードする、といった問題が Microsoft から既知の問題として公表されました。
この問題は Windows 側で修正済みです。Microsoft の案内に従い、**[設定]→[Windows Update]で「最新の状態です」と表示されるまで更新**してください。更新が済むまでの回避策として、Microsoft は Web 版のメールを使うこと、PST ファイルを OneDrive のフォルダーの外に移すことを挙げています。
PST ファイルの場所は、**[ファイル]→[アカウント設定]→[アカウント設定]→[データ ファイル]** タブで確認できます。
[送信済みアイテム]から誤って削除した可能性があるなら、まず[削除済みアイテム]を確認します。Microsoft 365 や Exchange のアカウントなら、[削除済みアイテム]から消したものも一定期間は戻せます。
復元したメールは[削除済みアイテム]に戻るので、そこから[送信済みアイテム]へ移します。このメニューがない場合は、そのアカウントでは復元できません。復元できる期間は組織の設定によって異なるので、見つからない場合は管理者に相談してください。
スマホでは、アプリを完全に終了して開き直し、Wi-Fi とモバイル通信を切り替えて同期を待ちます。パソコンの Outlook や Web 版の[送信済みアイテム]にあるなら、送信は正常にできていて、スマホの同期が遅れているだけです。
送信済みに残っていなくても、相手に届いていればメールは送れています。届いたかどうかがはっきりしない場合は、送ったメールが届いていないときの確認手順で、配信不能の通知や配信確認の付け方を確認してください。