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GitHub Copilot CLIの「interactive mode」と「non-interactive mode」をやさしく解説

GitHub Copilotといえば、コードを書いてくれるAIアシスタントとしておなじみですが、CLI版(コマンドラインで使う版)には「interactive mode」と「non-interactive mode」という2つの使い方があります。
この記事では、その違いをGitHub Blogの解説をもとに、できるだけわかりやすく整理します。

まず結論:2つのモードは「会話型」か「一発回答型」か

そもそも GitHub Copilot CLI って何?

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まず前提として、CLIとは Command Line Interface の略です。
むずかしく聞こえますが、要するに「マウス中心の画面ではなく、文字を打って操作する画面」のことです。開発者がターミナルやシェルと呼ぶ場所ですね。

GitHub Copilot CLIは、そのCLI上でCopilotを使えるツールです。
ブラウザやエディタの中だけでなく、​ターミナルの流れを壊さずにAIの力を使えるのがポイントです。これは地味に便利で、慣れると「いちいち画面を切り替えなくていいの、かなり快適だな」と感じるはずです。


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interactive mode:Copilotと会話しながら進める

interactive modeは、​会話形式でやり取りするモードです。
GitHub Blogでは、Copilot CLIを起動するとデフォルトでinteractive modeに入ると説明されています。

どんな感じで使うの?

流れはこんなイメージです。

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  1. ターミナルで copilot と入力してEnter
  2. 必要に応じて、Copilotがフォルダを信頼するか聞いてくる
    • これは、Copilotがファイルを読んだり変更したりする権限が必要だからです
  3. 「このプロジェクトをローカルでどう実行するの?」のように質問する
  4. Copilotが答える
  5. さらに「じゃあ実行してくれる?」と続けて依頼できる
  6. 同じセッションの中で、修正や確認を繰り返す

何がうれしいの?

このモードの良さは、​ひとつの作業を続けながら、途中で何度も相談できることです。

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たとえば、初めて触るプロジェクトって「まず何から始めればいいの?」となりがちです。
そんなときinteractive modeなら、Copilotに聞いて、返答を見て、さらに追加で質問して……という流れが自然にできます。

個人的には、これは新人エンジニアの横に、かなり気が利く先輩がずっと座っている感じに近いと思います。
しかも、ただ答えるだけでなく、「このまま実行して」といった作業の手伝いまで頼めるのが強いです。

向いている場面

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non-interactive mode:1回でサッと答えをもらう

一方の non-interactive mode は、​会話を続ける前提ではないモードです。
CLIの行の中にそのままプロンプト(指示文)を渡して、​1回で結果を返してもらう使い方です。

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GitHub Blogでは、このモードは速さとシンプルさのためにあると説明されています。

どんな感じで使うの?

イメージとしては、

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みたいな、​短くて目的がはっきりした依頼に向いています。

返答が来たら、またすぐターミナルの通常の流れに戻れるので、テンポがいいです。
“AIと雑談したい”わけではなく、“今すぐこの1個を片づけたい”ときに気持ちよくハマる感じですね。

何がうれしいの?

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non-interactive modeの魅力は、​速い・軽い・組み込みやすいことです。

特に「自動化されたワークフローに組み込みたい」という説明が重要だと思います。
つまり、人が対話しながら使うだけではなく、スクリプトや作業の流れの中にCopilotを入れやすい、ということです。

これはかなり実用的です。
AIツールは「会話ができる」だけでも面白いのですが、​機械的な作業の一部として使えるようになると、一気に価値が上がると思います。

向いている場面

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2つのモードの違いをざっくり比較

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モード 使い方 向いていること 雰囲気
interactive mode 会話を続ける 調査、相談、試行錯誤 じっくり型
non-interactive mode 1回の指示で完了 要約、単発処理、自動化 スピード重視

かなり単純化すると、
interactive modeは「相談相手」​
non-interactive modeは「即答してくれる道具」​
という違いです。

この切り分けはわかりやすいですし、実際の作業にもフィットしやすいと思います。
AIツールって万能に見えがちですが、こうして「会話向き」と「一発処理向き」に分けると、使いどころがぐっと明確になります。


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どっちを使えばいい?

迷ったら、こんな考え方でよさそうです。

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個人的には、​初心者ほどinteractive modeから入るのが自然だと思います。
理由は単純で、対話しながら「Copilotに何を頼めるのか」がつかめるからです。
そのうえで、定型作業はnon-interactive modeに寄せると、かなり気持ちよく使えそうです。


この記事のポイント

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GitHub Blogの今回の記事は、内容そのものはシンプルですが、実はかなり大事です。
なぜなら、AIツールは「何ができるか」だけでなく、​どう使い分けるかが重要だからです。

Copilot CLIには、

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の2つがある。
この違いを知っているだけで、使い勝手はかなり変わるはずです。

特に、CLIに慣れていない人にとっては「黒い画面でAIを使う」と聞くだけで少し身構えるかもしれませんが、実際にはかなり自然な設計です。
むしろ、​普段のターミナル作業にAIをそのまま差し込めるという意味で、かなり筋がいいと感じます。


まとめ

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GitHub Copilot CLIは、ターミナル上でCopilotを使うためのツールで、使い方は大きく2つあります。

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ざっくり言えば、
考えながら進めるなら interactive、急いで片づけるなら non-interactive です。

AIツールは「便利そう」で終わりがちですが、こういう使い分けを知ると、ぐっと実戦的になります。
Copilot CLIは、まさにその入口として面白い存在だと思います。


参考: GitHub Copilot CLI for Beginners: Interactive v. non-interactive mode

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